米映画館チェーン・AMC、プライベート上映レンタルの提供を開始
2020年11月23日 10:00
世界最大の映画館チェーンであるAMCエンターテイメントが、アメリカでプライベート上映のレンタルを正式にスタートした。
米興行界は、新型コロナウイルスの感染拡大による安全規制と、注目作品の相次ぐ公開延期や配信スルーよるコンテンツ不足により窮地に立たされている。多くの劇場が閉鎖や営業時間の短縮などの対応を迫られているなか、アメリカで第3位のシェアを誇るシネマークや、米テキサスを拠点とするアラモ・ドラフトハウスなどのチェーンが、プライベート上映レンタルの提供を開始。劇場を借り切り、家族や友人たちと好きな映画を楽しむことができるサービスだ。
業界最大手のAMCもプライベート上映レンタルを試験導入したところ、11万件もの問い合わせがあったため、本格的にサービスを提供することになったという。
定員は20人までで、ゲストは好みの映画と上映開始時間を選択。料金は99ドルからで、「TENET テネット」や「The War With Grandpa(原題)」「Freaky(原題)」などの新作映画は、地域や劇場によって149ドルから349ドルとなる。AMCのウェブサイト、および、アプリで予約が可能だ。