トムホ、クリプラの演技に吹き出す　仲良しアフレコ風景収めた「2分の1の魔法」特別映像

2020年8月6日 08:00

［映画.com ニュース］　ディズニー＆ピクサー最新作「2分の1の魔法」の特別映像が、公式YouTube（http://youtu.be/1XrrZgvi0yQ）で披露された。字幕版で主人公イアン役を演じたトム・ホランドと、兄バーリー役のクリス・プラットの貴重なアフレコ映像が収められている。

本作は、亡くなった父親にもう一度会いたいと願う兄弟が、魔法によって半分だけ復活した父親を完全によみがえらせるため奮闘する姿を描く。「モンスターズ・ユニバーシティ」を手がけたダン・スキャンロンが監督を務め、日本語吹き替え版では志尊淳と城田優が兄弟を演じている。

映像には、ホランド、プラットに加え、優しく勇敢な母親・ローレル役のジュリア・ルイス＝ドレイファス、伝説の生物マンティコア役のオクタビア・スペンサー、そしてスキャンロン監督が登場し、本作が感動する理由について語っている。

自身が父親を亡くした経験を基にしたというスキャンロン監督は「（ピクサー映画は）実体験を基にした作品が多い。僕は1歳で父を亡くした。イアンと同じように母や兄が全力で支えてくれた。制作が進むにつれてスタッフみんなの物語になっていった。きっと見る人全員が”自分の物語“だと感じてくれると思う」と自信を見せる。

通常のピクサー作品では声優同士が一緒に声の収録をすることは珍しいが、本作ではホランドとプラットが一緒に演じる機会があった。プラットは、役に決まったときホランドに「きみの兄貴だ」と電話したそうで、ホランドも「クリスが兄貴役でうれしいよ」と相思相愛な2人。ジェスチャーを交えながら演じるプラットに、ホランドが思わず吹き出してしまう場面もあり、仲のいい２人が演じたからこそ、キャラクターに説得力を持たせている。

「2分の1の魔法」は8月21日から全国公開。