「スイス・アーミー・マン」監督&A24が再タッグ!「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」8月公開

2020年6月4日 12:00


ポスター&予告編もお披露目!
ポスター&予告編もお披露目!

[映画.com ニュース] 「スイス・アーミー・マン」のダニエル・シャイナート監督と、気鋭の映画スタジオ・A24が再タッグを組んだ「The Death of Dick Long(原題)」が、「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」の邦題で、8月7日から日本公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編がお披露目された。

本作は、アメリカの片田舎を舞台とした“ある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダークコメディ。実際に起きた事件から着想を得ており、ひた隠しにしてきた秘密が白日のもとにさらけ出された時に起こるドタバタぶりと悲哀が、絶妙なバランスで描かれる様子は、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟による「ファーゴ」を彷彿(ほうふつ)とさせる。舞台となるアメリカ南部出身のアンサンブルキャストの迫真の演技が笑いを誘い、「ステインド」「クリード」「ニッケルバック」といったモンスターロックバンドの楽曲が作品に彩りを添えている。

ジーク(マイケル・アボット・Jr.)、アール(アンドレ・ハイランド)、ディック(シャイナート監督)の3人は、売れないバンド仲間。ある晩、練習と称してガレージに集まりバカ騒ぎをしていたが、あることが原因でディックが突然死んでしまう。殺人事件として警察の捜査が進むなか、唯一真相を知っているジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。誰もが知り合いの小さな田舎町で、驚くべき“死の真相”が徐々に明らかになっていく。

予告編は「世界の果てまでイッテQ」や「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ役、「銀魂」のマダオ役でお馴染みの声優・立木文彦がナレーションを担当。「いつものような楽しい夜になるはずだった」という不穏な語りから始まり“ディックの死”という現実が突きつけられる。平穏な町の住人は「この町始まって以来の大事件ね」「殺人鬼が出たらしいわ」と噂し始め、真相を知るジークとアールは焦りの表情。「知らない方がいいこともある」と意味深な言葉も飛び出し、怪死事件への好奇心をかき立てられる内容となっている。

ポスターは、本作で俳優デビューを果たしたシャイナート監督が演じるディックの遺影を使用。その周囲には、事件に震撼する田舎町の人々だけでなく、謎の解明に繋がる“ヒント”がちりばめられているようだ。

「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」は、8月7日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国公開。

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