ソフィア・コッポラ、文学史上もっとも非情なヒロイン描く「The Custom of the Country」をアップルでドラマ化

Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images

［映画.com ニュース］　ソフィア・コッポラ監督が米アップルと組み、作家イーディス・ウォートンの小説「The Custom of the Country（原題）」をドラマ化することがわかった。Apple TVで＋配信される。

米ニューヨーク出身で、「無垢の時代」で女性として初めてピューリッツァー賞を受賞した作家であるウォートンが1913年に発表した同名小説をドラマ化する。文学史においてもっとも非情なヒロインと言われる女性の野心を巡る物語。美貌を武器にニューヨーク社交界でのし上がり、奔放に生きるアンディーン・スプラッグの姿を描く。

2014年に米ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが、スカーレット・ヨハンソン主演・制作総指揮でドラマ化を企画していたが、実現には至らなかった。米Deadlineによれば、Apple TV＋のドラマは、コッポラ監督・脚本のリミテッドシリーズとして制作される。コッポラ監督は「私にとってアンディーン・スプラッグは文学のなかで1番好きなダークヒロインです。彼女を初めて映像化できることをとてもうれしく思います」と語っている。

なお、コッポラ監督は、ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ主演の新作映画「On The Rocks（原題）」も、Apple TV＋で今年配信予定となっている。