中川大志×石井杏奈、限界&命がけの演技で新境地!「砕け散るところを見せてあげる」実写映画化

2020年2月20日 05:00


竹宮ゆゆこ氏の小説をSABU監督が実写映画化
竹宮ゆゆこ氏の小説をSABU監督が実写映画化

[映画.com ニュース]中川大志石井杏奈が、竹宮ゆゆこ氏の小説を実写映画化する「砕け散るところを見せてあげる」でダブル主演を務めていることがわかった。公開日は、5月8日に決定。「蟹工船」「うさぎドロップ」のSABU監督のもと、中川と石井は体当たりの鬼気迫る演技で、衝撃の愛の物語を紡ぐ。

「とらドラ!」「ゴールデンタイム!」で知られ、軽快な言葉で10代特有の空気を表現する竹宮氏の同名小説(新潮文庫nex刊)を映画化。原作は「紀伊国屋書店」「ブックファースト」「三省堂書店」などの大型書店で文庫売上ランキング1位に輝くなど、人気を集めた。映画版では「坂道のアポロン」「覚悟はいいかそこの女子。」で第42回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した中川、「E-girls」のダンサーとして活躍するかたわら、「ソロモンの偽証」2部作で第58回ブルーリボン賞新人賞を獲得した石井という若手実力派ふたりが、「四月は君の嘘」以来約4年ぶり、3回目の共演を果たす。

物語の主人公は、正義感が強い高校3年生の濱田清澄(中川)。学年一の嫌われ者で、高校1年生の蔵本玻璃(石井)がいじめを受けている現場を目撃し、彼女を助ける。その一件がきっかけで、清澄はいじめ問題から玻璃を救おうとし、次第に心の距離も縮まっていく。

中川は、「この物語は、ヒーローの話ではなく、ヒーローになろうとした1人の少年の話です。僕も子供の頃ヒーローになりたかった。自分を犠牲にしてでも守りたい誰かの存在が、どんな人の事もヒーローにするのかもしれない。魂を込めて演じました」と語る。痛々しいほど体を張った演技については、「限界の先のゾーンに自分のギアを持っていき、かなりの量のアドレナリンを分泌しながら演じました。自分でも見た事のない顔が作品の中に残ったと思います」と述懐した。

そんな中川に「いつも全てに真っ直ぐで、体当たりで、毎日刺激を頂いていました」と感謝を伝える石井は、「かなり命がけでした! 後先考えず、今だけを見て、全力で必死にぶつかりました。なので、毎日大きな達成感と大きな疲れにあふれて、幸せでした」と撮影の充実感をにじませる。SABU監督は「涙が出そうなくらいに生きた玻璃(石井杏奈)。その玻璃のヒーローになると言った清澄(中川大志)。ふたりの愛は永遠に続くと信じています」とコメントを寄せた。

あわせてお披露目されたビジュアルには、力強い眼差しの清澄と、殴られたような顔で血を流す玻璃が活写され、「愛には終わりがない――」というコピーが添えられている。「砕け散るところを見せてあげる」は、5月8日から新宿ピカデリーほか全国で公開。PG12指定。

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  • 原作は、竹宮ゆゆこ氏の同名小説
  • SABU監督

(C)竹宮ゆゆこ/新潮社

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