米バラエティが選ぶ2010年代最高のテレビパフォーマンス25選

2020年1月7日 19:00

ダニエル・ブルックス
ダニエル・ブルックス

[映画.com ニュース] 2010年代は、「ゲーム・オブ・スローンズ」を筆頭に米テレビ史に名を刻む傑作ドラマやコメディが数多く誕生した。米バラエティが、2010年代にスタートしたテレビドラマおよびコメディのなかから、後世まで語り継がれるであろう25の名キャラクター&名演技を選出した。

米バラエティが選んだ、2010年代最高のテレビパフォーマンス25は以下の通り。

▽ダニエル・ブルックス(ターシャ・“テイスティ”・ジェファーソン役)
「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(Netflix 2013~19)

個性豊かな登場人物たちのなかでも格別の存在感を発揮したテイスティ。底抜けに陽気な性格から、最初はお笑い担当のような位置づけだったキャラクターに温もりと深みを加え、シリーズの中核となる重要な役どころにまで昇華させたブルックスの演技は称賛に値する。

タイタス・バージェス(タイタス・アンドロメドン役)
「アンブレイカブル・キミー・シュミット」(Netflix 2015~20)

女性主人公に花を添えるゲイの男友だちというありがちな役どころが、視聴者を釘づけにする魅力的なキャラクターになったのは、「30 ROCK サーティ・ロック」などで知られるベテラン俳優、バージェスによる名演のたまもの。バージェスの職人技ともいうべきコミカルな演技にかかれば、下手なジョークさえ爆笑モノに変わってしまう。

クレア・デーンズ(キャリー・マティソン役)
「HOMELAND ホームランド」(Showtime 2011~20)

数々の映画でその確かな演技力は証明済みのデーンズだが、とりわけ初期シーズンにおける熱演は、今でも脳裏に焼きついて離れないほど強烈なもの。もろさとタフさ、優しさと激しさといったキャリーの相反する側面を、感情むき出しで演じ上げるデーンズには、誰もが拍手を贈りたくなるはず。

アダム・ドライバー(アダム・サックラー役)
「GIRLS/ガールズ」(HBO 2012~17)

ステレオタイプな登場人物らのなかで唯一、“現実にいそう”感を放っていたのが、ドライバー演じる主人公ハンナ(レナ・ダナム)の恋人アダムだ。一見のんきな単細胞なようでいて、激しい怒りや独占欲といった不安定な感情が水面下に潜んでいることを感じさせるドライバーの演技は、ともすれば共感できないキャラクターになってしまったかもしれないアダムに、複雑さと人間味を与えた。

レナ・ヘディ(サーセイ・ラニスター役)
「ゲーム・オブ・スローンズ」(HBO 2011~19)

悪の女王というおとぎ話の典型のような役どころを、研ぎ澄まされた感性と歪んだユーモアをもって演じ上げたヘディ。王座への道をはばむ者たちを容赦なくなぎ倒していく過程においてさえ、悲しみや後悔、恐れといった人間らしい生身の感情を感じさせる演技は秀逸。

ジェイク・ジョンソン(ニック・ミラー役)
「New Girl ダサかわ女子と三銃士」(HBO 2011~18)

ズーイー・デシャネル演じるヒロインに焦点を絞るがあまり、最初はパッとしなかったニックを、多面的で魅力あるキャラクターに進化させたジョンソンの演技力は見事。デシャネルとの相性の良さと、母性本能をくすぐる不器用なダメ男ぶりが相まって、ヒロインが恋に落ちるのも当然、と視聴者も納得したのでは。

▽ジュリア・ルイス=ドレイファス(セリーナ・メイヤー役)
「Veepヴィープ」(HBO 2012~19)

イヤミなうぬぼれ屋を演じさせたら右に出る者はいないルイス=ドレイファス。「となりのサインフェルド」のエレイン役でその持ち味を存分に発揮してから20年後、今度はありとあらゆる手段を駆使して権力にしがみつこうとする野心的な政治家セリーナ役を皮肉たっぷりに演じ、全米を笑いの渦に巻き込んだ。

エリザベス・モス(オブフレッド/ジューン役)
「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」(Hulu 2017~)

「マッドメン」や「トップ・オブ・ザ・レイク」で並外れた演技力を見せつけてきたモスだが、本作での演技はそれをさらに上回る。怒りと哀しみのねじれた塊のようなオブフレッド/ジューンはあまりにも痛ましく、時に目を直視できないほど。長回しのクローズアップにもひるむことなく、真っ向からカメラを見据えるモス=オブフレッドの凄まじい視線には、目を背けたくても背けられない力がある。

マシュー・リスケリー・ラッセル(フィリップ&エリザベス・ジェニングス役)
「ジ・アメリカンズ」(FX 2013~18)

祖国への忠誠心から夫婦としてアメリカに潜入するロシア人スパイという複雑な役柄を、繊細な心理描写とともに見事に演じたリスとラッセル。悲観的で理性派のフィリップ(リス)と任務を遂行するため突っ走る熱情型のエリザベス(ラッセル)という、あらゆる点で両極のカップルが、一心同体の共生関係へと発展していく過程をリアルに演じ上げた2人の力量には脱帽だ。

そのほか、選出された俳優・キャラクターは以下の通り。

アリソン・ブリー(アニー・エジソン役)
「コミ・カレ!!」(NBC 2009~15)

ブライアン・タイリー・ヘンリー(アルフレッド・“ペーパーボーイ”・マイルス役)
「アトランタ」(FX 2016~)

キャリー・クーン(ノラ・ダースト役)
「LEFTOVERS/残された世界」(HBO 2014~17)

ライリー・キーオ(クリスティーン・リード役)
ガールフレンド・エクスペリエンス」(Starz 2016)

レジーナ・キング(アンジェラ・エイバー役)
「Watchmen ウォッチメン」(HBO 2019)

リサ・クドロー(バレリー・チェリッシュ役)
「The Comeback」(HBO 2014)

▽ダン・リーバイ(デビッド・ローズ役)
「シッツ・クリーク」(Pop 2015~20)

▽ジャスティナ・マシャド(ペネロピ・アルバレス役)
「ワンデイ 家族のうた」(Netflix 2017~)

タチアナ・マズラニー(サラ/レイチェル/アリソン役)
「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」(BBC America 2013~17)

ダニー・マクブライド(ニール・ギャンビー役)
「Vice Principals」(HBO 2016~18)

▽ニーシー・ナッシュ(デスナ・シムズ役)
「Claws」(Starz 2017~20)

タンディ・ニュートン(メイヴ・ミレイ役)
「ウエストワールド」(HBO 2016~)

ボブ・オデンカークソウル・グッドマン役)
「ブレイキング・バッド」(AMC 2009~13)、「ベター・コール・ソウル」(2015~)

サラ・ポールソン(マーシャ・クラーク役)
「アメリカン・クライム・ストーリー O・J・シンプソン事件」(FX 2016)

ジーナ・ロドリゲス(ジェーン・グロリアーナ・ビリャヌエバ役)
「Jane the Virgin」(CW 2014~19)

ジェレミー・ストロング(ケンダル・ロイ役)
「サクセッション」(HBO 2018~)

(映画.com速報)

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