あなたはこの結末を“誤訳”する!世界的ベストセラー出版秘話に基づく「9人の翻訳家」予告完成
2019年11月19日 05:00

(C)(2019) TRESOR FILMS - FRANCE 2 CINEMA - MARS FILMS- WILD BUNCH - LES PRODUCTIONS DU TRESOR - ARTEMIS PRODUCTIONS
[映画.com ニュース]世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」で始まる人気シリーズの出版秘話に基づいたミステリー映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」のポスタービジュアルと予告編が、このほどお披露目された。
トム・ハンクス主演で映画化されると大ヒットを記録し、社会現象ともなった「ダ・ヴィンチ・コード」などで知られる「ロバート・ラングドン」シリーズ(著者:ダン・ブラウン)。本作は、シリーズ4作目「インフェルノ」の世界同時発売に向け、情報漏えいを防ぐため、各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離し翻訳を行ったという前代未聞のエピソードを題材している。
全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の世界同時出版のため、洋館の地下に隠された要塞のような密室に、9カ国の翻訳家が集められた。外出はおろか電話やSNSなどの通信も禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿をひたすら翻訳していく。しかしある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。
ポスターは、小説「デダリュス」を想起させる“書影”をイメージ。9人の翻訳家が正面を見据える印象的なビジュアルに「あなたは、この結末を『誤訳』する」というコピーが添えられている。
予告編は、翻訳家9人が完全に隔離された洋館に集結する場面からスタート。空港並みの厳しいセキュリティチェックを通り、地下室の“扉の先”に案内される翻訳家たち。「まるで囚人だな」というセリフが示すとおり、常に監視されながらの翻訳作業に戸惑いを隠せない様子だ。さらに脅迫メールが届くと、犯人探しは徐々にエスカレート。「何度も読み返せ。答えはこの中にある」という言葉とともに、「デダリュス」が映し出される。
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」は、「タイピスト!」で長編映画監督デビューを飾ったレジス・ロワンサル監督がメガホンをとっている。2020年1月24日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国で順次公開。
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(映画.com速報)