ティム・ミラー監督、「ターミネーター」過去作を分析 第5作は「好きじゃない」

2019年11月11日 09:00

取材に応じたティム・ミラー監督
取材に応じたティム・ミラー監督

[映画.com ニュース] ジェームズ・キャメロンが生み出した人気SFアクションシリーズ最新作「ターミネーター ニュー・フェイト」(公開中)のメガホンをとったティム・ミラー監督(「デッドプール」)が来日し、取材に応じた。「僕自身も大ファンだったら、最大限の敬意を払いたかった。プレッシャーはなかったね。現場には才能あふれる人々がたくさんいたから、安心感があった」と振り返る。

シリーズ通算6作目となる本作は、キャメロンが製作に復帰し、最高傑作の呼び声高い「ターミネーター2」の正当な続編にあたる。最大の見どころは、やはりサラ・コナーを演じる女優リンダ・ハミルトンの28年ぶりとなる“帰還”だ。

「彼女がサラ・コナーとして現場に現れた瞬間、僕も含めた全員が『これはすごい!』って興奮したよ。すべてがパーフェクト。ただ、彼女はスタントを拒否し、すべてのアクションシーンを自分でやりたがったから、安全面の確保で頭を抱えることもあった(笑)。一方、アーノルド(・シュワルツェネッガー)は『このシーンはスタントを使う』って伝えれば、それに従ってくれた」

そのシュワルツェネッガーは先日行われた来日記者会見で「T-800を演じるのは、これが最後」と発言し、話題を集めたばかり。ミラー監督は「撮影中、アーノルドと『ターミネーター』の未来については、いろいろ議論を重ねた」と明かし、「彼の年齢を考えると、確かに最後になるかもしれない。けれど、『ターミネーター』には、どんなアイデアも受容できる“器の大きさ”がある。今回の年老いたT-800の姿もそう。無限の可能性があるんだ」と楽観的だ。

本作でぜひ注目してほしいのが、シュワルツェネッガー演じるT-800と、彼のトレードマークであるサングラスの関係性だ。「その通り。あのシーンについて指摘してくれるのは、うれしいね。要はT-800がサングラスを着けるか、着けないか……。実はキャメロンが持ってきたアイデアは、僕が気に入らなくてね(笑)。だから、自分の意見を貫かせてもらった。T-800の“変化”を表現するうえでも、やはり正解だったと思う。ぜひ劇場で確認し、皆さんなりに解釈をしてほしい」

誰もが知る大人気シリーズでありながら、長年にわたり数奇な運命(フェイト)をたどってきた「ターミネーター」シリーズ。ミラー監督は「ストーリー上、第3作、第4作、第5作はなかったことだと考えてもらって構わない」と断言する。それでも、ファン目線で過去作をどう分析する?

「キャメロンが手がけた『ターミネーター』『ターミネーター2』がすばらしいのは、言うまでもない。『ターミネーター3』は前2作に比べると、パワー不足だけど、ひねりの効いた結末はとてもクレバーだと思った。『ターミネーター4』は未来を描いた世界観が悪くないよね。第5作の『ターミネーター:新起動 ジェニシス』は……、うーん、ゴメン。あまり好きじゃないんだ。探せば良い点があるかもしれないけど(笑)。第3作から第5作に共通しているのは、リンダ・ハミルトンの不在! つまり、そういうことさ」

(映画.com速報)

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