ジョーダン・ピール監督がユニバーサルと契約 長編映画2本を準備
2019年10月3日 17:00
[映画.com ニュース] 「ゲット・アウト」「アス」といった話題作を連発しているジョーダン・ピール監督が、米ユニバーサル・ピクチャーズとファーストルック契約を結んだと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
ピール監督は、製作費500万ドルで手がけた監督デビュー作「ゲット・アウト」が、北米興収1億7600万ドルの大ヒットを記録し、アカデミー賞脚本賞を受賞。監督第2作「アス」も世界興収2億5500万ドルのヒットを記録している。
ピール監督の制作会社モンキーポー・プロダクションズは、2017年5月にユニバーサル・ピクチャーズと2年間のファーストルック契約を交わしていたが、このほど契約をさらに5年更新。すでに長編映画2本を準備中で、いずれの作品でもピール監督が自ら脚本・プロデューサーを兼ねる予定だという。
ユニバーサル・ピクチャーズのドナ・ラングレー会長は、ピール監督を「革新的なコンテンツでありとあらゆるバックグラウンドの観客の共感を呼び、社会現象を起こすことができる新世代の映画作家の代表格」と絶賛。一方のピール監督も、「『ゲット・アウト』と『アス』は、ドナ・ラングレーとユニバーサルのチームによる絶え間ない信頼と支援がなければ不可能でした」と振り返る。「リスクに挑み、オリジナルコンテンツに賭けるユニバーサルは、モンキーポーにとって完璧なパートナーといえます。今後が楽しみでなりません」。
モンキーポー・プロダクションズは現在、1992年のホラー映画「キャンディマン」のリメイクを製作中。さらに、テレビドラマでは米CBSの「トワイライト・ゾーン」、米HBOの「ラブクラフト・カントリー」を手がけている。