クリス・ロックのリブート版「ソウ」 20年5月全米公開に前倒し
2019年7月25日 11:00

[映画.com ニュース] ライオンズゲート製作の大ヒットホラー「ソウ」シリーズを、コメディアンのクリス・ロックがリブートする新作が、5カ月前倒しの2020年5月15日に全米公開されることがわかった。
当初はハロウィンシーズンの20年10月23日全米公開の予定だったが、米バラエティによれば、スタジオ関係者が現在トロントで撮影中の新作のフッテージを見て、サマーシーズンの公開を決断したという。ちなみに、米ユニバーサル・ピクチャーズは先日、昨年全米で大ヒットしたリブート版「ハロウィン」の続編「Halloween Kills(原題)」(ジェイミー・リー・カーティス主演)を10月16日から全米公開すると発表している。
リブート版「ソウ」は、ロックが連続殺人事件を捜査する刑事役、サミュエル・L・ジャクソンがロックの父親役を演じる。また、マックス・ミンゲラ(「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」)がロックの相棒役、マリソル・ニコルズ(「リバーデイル」)が警察署長役を演じる。プロットの詳細は明かされていないが、複雑で危険なワナと巧妙なヒントがちりばめられた、手に汗握る展開になるようだ。
04年に公開されたジェームズ・ワン原案・監督の第1作「ソウ」は、登場人物たちが監禁された部屋で猟奇殺人鬼ジグソウに殺し合いのゲームを強いられる密室ホラーで、17年にシリーズ第8作「ジグソウ ソウ・レガシー」が公開された。「ソウ」シリーズの大ファンだというロックがライオンズゲートに新しい構想を提案し、同社が斬新なストーリーに触発され、リブートのゴーサインを出した。
リブート版はロックのアイデアをもとに、第8作の脚本家ジョシュ・ストールバーグ&ピーター・ゴールドフィンガーが執筆。シリーズのなかでも特にヒットした第2~4作のダーレン・リン・バウズマン監督が再びメガホンをとり、ロックとオリジナル版クリエイターのジェームズ・ワン&リー・ワネルが製作総指揮を務める。
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