米ソニーのストリーミングサービスCracleが再始動
2019年4月6日 19:30
[映画.com ニュース] 米ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが傘下のストリーミングサービス「Crackle」を再始動させるため、Chicken Soup For The Sould Entertainmentと合同で「Cracle Plus」を発足すると発表。米ロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。
Chicken Soup For The Sould Entertainmentが筆頭株主となり、同社の複数のストリーミングサービスがすべてCracle Plusに収まることになる。Crackleは2004年、オンラインの動画サイト「Grouper」として発足。06年にソニーが6500万ドルで買収し、Cracleと改名。ソニーのライブラリーを中心としたストリーミングサービスとして展開してきたが、Netflix、Hulu、Amazonといったライバルの後塵を拝してきた(現在の月間ユニークユーザー数は500万人)。
一方、Chicken Soup For The Sould Entertainmentは、感動のストーリーを集めたベストセラー「こころのチキンスープ」シリーズをきっかけに、ドッグフード、ポッドキャスト、エンタテインメントと事業を拡大。同社のストリーミングサービスのユーザー数は、累計で1000万人いるという。
今回の合併にともない、Cracleのチーフ・デジタル・オフィサー、エリック・バーガー氏は辞職するとみられている。