“全編PC画面”の映画「search」は、どうやって人物の感情を表現したのか?

2018年10月19日 12:00

100%PC画面の映像で進行する
100%PC画面の映像で進行する

[映画.com ニュース] 100%PC画面の映像で進行するサスペンススリラー「search サーチ」の本編映像が公開された。「ナイト・ウォッチ NOCHINOI DOZOR」「ウォンテッド」などの監督として知られ、本作では製作を務めたティムール・ベクマンベトフによる新たな映像表現「スクリーン・ライフ」に注目したシーンを切り取っている。

16歳の女子高生マーゴットが突然姿を消し、行方不明事件として捜査が開始される。娘の無事を信じたい父親のデビッド(ジョン・チョウ)は、マーゴットのPCにログインし、娘が登録しているSNSにアクセスを試みるが、そこには知られざるマーゴットの闇が広がっていた。2018年のサンダンス映画祭観客賞(NEXT部門)を受賞し、米国最大の批評サイト「Rotten Tomatoes」では93%(10月18日現在)という高得点を記録。監督は本作で長編監督デビューを果たしたアニーシュ・チャガンティが務めた。

「スクリーン・ライフ」とは、PC画面上にどんなウィンドウが開いているか、カーソルの動きやキーボードの叩き方、一度入力してからどれくらいの秒数で削除するかなどのデバイス上の動きだけで、その人の意思やコミュニケーションを含めた人生の全てを表現する方法。

公開された映像では、デビッドとマーゴットがFaceTime上で会話する様子が収められている。心配性のデビッドを理解しつつ、少し面倒に感じたマーゴットはFaceTimeをオフにするが、娘のことが気がかりなデビッドは、その後もいくつかのテキストメッセージを送る。最後に「お前を誇りに思ってる」と入力し、3年前に病気で亡くした妻について「ママもそう思うはずだよ」と送ろうとするが、少し考えてからその文を削除する。

チャガンティ監督によると、マウスが動く方向や速度に到るまで、その人物のあらゆる感情の動きすべてが「スクリーン・ライフ」で表現されているため、脚本は通常の25倍のボリュームになったという。

search サーチ」は10月26日から全国公開。

(映画.com速報)

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