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山田裕貴「あの頃、君を追いかけた」に役者人生の命運を懸けた

2018年10月4日 13:30

主演作に込めた熱い思いを語った「あの頃、君を追いかけた」

主演作に込めた熱い思いを語った
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[映画.com ニュース] 「誰かの人生を生きる仕事なので、誰よりも人の気持ちをわかろうとして、誰よりも人の話を聞こうとして、誰よりも人を愛せる人になりたい。まだまだなので、もっと仕事があればいいなと思います」。28歳の誕生日を迎えた日、山田裕貴は俳優としての目標をこう語った。自分に厳しく、熱く、そして真っすぐに。そんな山田が主演を務めた映画「あの頃、君を追いかけた」が、10月5日から全国で公開される。

今作は、社会現象を巻き起こした台湾の大ヒット作を日本でリメイクした。気の合う仲間たちと気楽な毎日を送る男子高校生・水島浩介(山田)と、浩介の“お目付け役”に任命された優等生・早瀬真愛(齋藤飛鳥)の恋模様を描く。

台湾版に感動したという山田は「日本でこういう映画をやらせていただけるのだったら、制服姿も今回が最後になるかもと思いながら臨みました」とオファーを受けた心境を振り返る。「一見、キラキラ映画と思われるかもしれないですが、少女漫画原作でもなければ、壁ドンもない。最後の最後まで見てもらえれば、どの恋愛映画や青春映画にもなかった結末が待っています。それでいて、高校3年生からの10年間を描く作品なので、年齢を重ねた方も“あの頃”を思い出せる」と魅力を語り、「女性がキュンキュンする映画は多いと思いますが、この作品は男性がキュンキュンできる映画でもあります」とアピールする。

2017年は「二度めの夏、二度と会えない君」「亜人」「あゝ、荒野」など、山田の出演作が12本公開された。2018年はさらにテレビドラマ「ホリデイラブ」「特捜9」「健康で文化的な最低限度の生活」、バラエティ番組でも結果を残すなど着実に活躍の場を広げているが、本人はまだまだ満足せずに「僕の中の作戦として、昨年は12作品やらせていただいたので、今年はドラマにシフトして顔と名前を覚えてもらおう、そして『あの頃、君を追いかけた』の公開につなげようと思っていました。ご縁があって、今ここが命運を分けるときです。作品が大ヒットして良かったですね、うれしいですねだけではなく、僕自身が本気で評価を受けないとこの先ダメだと思っています。作品に対する熱量はいつもと同じでしたが、今回は思いの質が違いました」と今作への覚悟を明かす。

そこまで懸けて臨んだ背景には、昨年12本が公開されたからこそ生まれた“悔しさ”があり、「どれだけの方が山田裕貴を見たいと思って劇場に来てくれるのかを考えたときに、まだ多くはないと思いました」と胸中を吐露する。

「もっと魅力的な俳優にならないといけないって思います。これまでいろんな主演の方々を見て学んできたことを今回発揮できないのであれば、これはもう抜け出せないんだろうなと。昨年たくさんの作品に携わらせていただきましたが、『この役もやっていたんだ、知らなかった』『この役には興味があるけれど、この役にはない』と言われていて、すごく悔しかったからです」。

その思いは山田を大きく成長させ、今作では主演として齋藤らキャストを引っ張り、男子高校生らしい全力な姿も違和感なく表現した。「いろんな方に僕を知ってもらうために一番大事なのは、いいお芝居をすることです。いいお芝居を見てもらえる時間が一番長いのは主演なので、今回『あの頃、君を追いかけた』で絶対に結果を残したいという強い思いがあります」。

言葉通りの熱演で浩介に息吹を注ぎ込み、ヒロイン・真愛とのもどかしい関係は、鑑賞する誰もが「自分にもあった」と学生時代が懐かしくなるはず。劇中にはオリジナル版ならではの要素としてパラレルワールドが登場し、ストーリーに深みと切なさを与えている。もしも、山田裕貴が俳優としての道を歩んでいなかったら……。そんなパラレルワールドを聞いてみると「考えられないです」と即答し、「僕は学校があまり好きではなくて、浩介と同じように勉強っていつ使うのかな、自分の人生つまらないって思っていました。でも、今は俳優としてほかの人生を生きられることが楽しいです。今回演じた浩介の人生もめちゃめちゃ楽しかったです。大人になったと感じることができました」と充実感をにじませる。並々ならぬ覚悟で挑んだ自信作とともに、山田裕貴の活躍もさらに続いていくだろう。

あの頃、君を追いかけた」は、10月5日から全国で公開。

(映画.com速報)
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