アクションスターのジェット・リー、甲状腺機能亢進症を患っていた
2018年5月28日 18:00
[映画.com ニュース] アクションスター、ジェット・リーのマネージャーがこのほど、米ワシントン・ポスト紙にリーの健在を主張するコメントを寄せた。
リーの健康状態が心配されるようになったのは、チベットを訪れた際に撮影されたファンとのツーショット写真がSNSで拡散され、その変わり果てた姿が露見してから。問題の写真には、腕を支えられて弱々しく立っているリーの姿が収められており、中国・香港を中心としたSNSは、「55歳の実年齢より20~30歳上のおじいさんに見える」「もはや誰だかわからない」と動揺を隠せないファンからのコメントであふれかえった。
だが、リーのマネージャーを務めるスティーブン・チャスマン氏は、ワシントン・ポスト紙に寄せたコメントで、「彼は甲状腺機能亢進症と10年もうまく付き合ってきましたし、そもそも命に関わるような重篤な病ではありませんから、心配無用ですよ」とアピール。騒ぎの発端となった写真についても、たまたま写りが悪かったというだけで、騒ぎ立てるほどのことではないと一蹴した。
リーは2013年、米ハリウッド・レポーター紙のインタビューで、10年に甲状腺機能亢進症と診断され闘病中であることを公表。甲状腺ホルモンの分泌過多により、心臓をはじめとするほぼ全ての臓器に機能低下をもたらす病で、全身疲労と体重の減少が主な症状とされている。
14年の「エクスペンタブルズ3 ワールドミッション」以降は闘病のため、俳優としての仕事をペースダウンして母国でのチャリティー活動に力を注いできたリーだが、ウォルト・ディズニー製作による実写映画版「ムーラン(原題)」(2020年3月27日全米公開予定)に皇帝役で出演することが決まっている。