米映画製作会社&テレビ制作会社&出版社が合併
2018年3月4日 12:00
[映画.com ニュース] 米人気ドラマ「ハウス・オブ・カード」やアクション映画「ベイビー・ドライバー」などを手がける米制作会社メディア・ライツ・キャピタル(MRC)、ゴールデングローブ賞授賞式中継などを手がけるテレビ制作会社ディック・クラーク・プロダクション、ハリウッド・レポーター誌などを発行する米出版社の計3社が合併することになったと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
仕掛け人は米球団ロサンゼルス・ドジャースのオーナーとして知られるトッド・ポーリー氏。同氏が率いる投資会社エルドリッジ・インダストリーズはディック・クラーク・プロダクションとビルボード=ハリウッドレポ―ター・メディア・グループを所有している。
以前よりMRCの少数株式を所有していることから、同社の共同設立者のAsif SatchuとModi Wiczykに働きかけ、新会社Valance Mediaを立ち上げることで合意したという。金銭条件は明らかにされていない。
ちなみに、エルドリッジ・インダストリーズはディック・クラーク・プロダクションを中国の大連万達集団(ワンダ・グループ)に約10億ドルで売却する方向で話をまとめていたが、中国政府の介入により反故となった経緯がある。3社の合併から出来たValance Mediaがシナジー効果を生み出すことができるかに注目が集まる。