人類が“14分の1”になる全工程、お見せします!「ダウンサイズ」本編映像公開
2018年3月2日 09:00
[映画.com ニュース] 「ダウンサイズ」(公開中)で身長13センチの人生を選んだ男を演じたマット・デイモンが、日本のファンに向けてメッセージを送った。映像中には、本編映像も収録されている。
「日本の皆さん、こんにちは」と挨拶したデイモンは、「今回の映画では、人間を小さくする技術が発明されます。小さくなった僕に何が起こるのか? お楽しみに」と語り、日本語で「小さくなるよ!」と締めくくっている。続く本編映像では、肉体を縮小する“ダウンサイズ”の下準備として、全身の毛をそられるシーンが収められている。さらに、腸内洗浄を施され、小さくできない治療済みの歯は除去。その後、特殊なブースに送られ、いよいよ14分の1の人生が始まる。専門の職員がブースの扉を開けると皆が小さくなっており、専用のヘラで運ばれていくというなんともユーモラスな仕上がりとなっている。
「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」でアカデミー賞脚色賞を受賞したアレクサンダー・ペイン監督の最新作。経済的に豊かな生活を送りたいと願う平凡な男ポール(デイモン)が、妻と共にダウンサイズ計画に参加し、予想外の出来事に巻き込まれていくなかで、“本当の幸せとは何か”という問いと向き合っていく。
デイモンは、「ダウンサイズに興味を持つ人なら誰でもそうだけど、13センチであればもっといろんなぜいたくができるってことがすぐにわかってくる。ダウンサイズは『環境的利益』という売り込みがされているからね。大きな世界では得ることのできない快適さが手に入るというわけさ」と本作の設定を解説。「こうした風刺の素晴らしいところは、文字通りじゃないから、説教めいてなくて面白いところ。でも、映画ではもっと表現できる。この映画は僕たちがいま生きている世界に話しかけてくるから、今がこの映画に最適な時期だと思うよ」と自信のぞかせている。