パステルカラーに彩られた厳しい現実描く「フロリダ・プロジェクト」場面カット公開
2018年3月1日 15:00
[映画.com ニュース]モーテルでその日暮らしを送る母娘の姿を描いたショーン・ベイカー監督最新作「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」の、場面カットがお披露目された。
シングルマザーのヘイリー(ブリア・ビネイト)と6歳の娘ムーニー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)は、フロリダ・ディズニーワールドのすぐ側にあるモーテル「マジック・キャッスル」で暮らしている。ムーニーは同じくモーテルで暮らす子どもたちと冒険に満ちた日々を過ごし、管理人ボビー(ウィレム・デフォー)はそんな子どもたちを厳しくもあたたかく見守っていたが、そんな日常がある出来事をきっかけに大きく変わりはじめる。全編iPhoneで撮影した映画「タンジェリン」で話題を集めたベイカー監督が、全編35ミリフィルムで撮影した。
公開された場面カットに収められた「マジック・キャッスル」は、パステルカラーに彩られ、どこか現実離れした雰囲気をかもし出す。母を愛し、無邪気さと物悲しさを同居させるムーニーと、変えられない厳しい現実に抗うヘイリー、そんな2人の世話を焼くボビーの姿が切り取られている。
「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」は、5月12日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。