Netflix×ウォシャウスキー姉妹の「センス8」が終了
2017年6月15日 12:00
[映画.com ニュース] ウォシャウスキー姉妹が初めて手がけるドラマシリーズとして注目を集めていたNetflixのSFスリラー「センス8」が、現在配信中のシーズン2をもって終了することが、正式に発表された。
ラナとリリーのウォシャウスキー姉妹がJ・マイケル・ストラジンスキーと共同で企画・制作総指揮を務める同ドラマは、8カ国9都市を舞台に、互いの思考や行動、感情に感応する能力を与えられた男女8人が、自分たちに起こった異変を突き止めようとするさまを描いたSFアクションスリラー。その壮大なスケールから制作に長時間を要したため、第1シーズンのデビュー後、約2年のブランクを経て、5月5日にファン待望のシーズン2配信が始まったばかりだった。
Netflixのオリジナルコンテンツ部門バイスプレジデントを務めるシンディ・ホランド氏は、「世界13カ国16都市を股にかけ、23話にわたりつづってきた『センス8』の壮大な旅路が、終わりを迎えることになりました。国際色豊かなキャストとスタッフによる真にグローバルな作品として、世界中のファンから熱い支持を得たこのドラマは、この先も決して忘れ去られることはないでしょう」と声明の中でコメントしている。
米Deadlineは、神話的要素を盛り込んだ複雑で難解なストーリーから、同じくNetflixによるオリジナルドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち」のように幅広い視聴者を獲得できなかったことが、打ち切りとなった要因の1つではないかと推測している。