【全米映画ランキング】「ワンダーウーマン」が今年3位のOP興収で首位デビュー
2017年6月6日 14:39
[映画.com ニュース]メモリアルデイを終え、6月に入った全米ボックスオフィス。先週末は2本の新作がランクインし、DCコミックスの同名作を映画化した「ワンダーウーマン」が約1億0325万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
シャーリーズ・セロンにアカデミー賞主演女優賞をもたらした「モンスター」(2003)のパティ・ジェンキンス監督による同作は、DCコミックスのスーパーヒーロー映画を集めた作品群<DCエクステンデッド・ユニバース>の第4作(「マン・オブ・スティール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「スーサイド・スクワッド」に続く4作目で、5作目は今秋公開の「ジャスティス・リーグ」)。
第1次世界大戦下、つまり100年前の欧州を舞台に、アマゾン族の王女ダイアナ(=ワンダーウーマン)は、米軍兵士スティーブを助けたことから、人間界に大きな戦争が起こっていることを知り、その戦争を止めるために奔走するというストーリー。
今夏のブロックバスターのなかでも批評家から最も高い評価を受けており、今年公開の作品では、「美女と野獣」(約1億7400万ドル)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」(約1億4600万ドル)に次ぐ3位のOP興収を記録。また女性監督による作品ではサム・テイラー=ジョンソン監督の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(約8500万ドル)を上回り、歴代1位に。レビュー、興行ともに申し分なく、最終興収3億ドルも狙える好スタートとなった。
主演は昨春公開の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でも同役を演じたガル・ギャドット。共演にクリス・パイン、コニー・ニールセン、ロビン・ライト、デビッド・シューリス。
約2385万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、ドリームワークス・アニメーションの新作「Captain Underpants: The First Epic Movie」。デイブ・ピルキーによる児童絵本シリーズ「スーパーヒーロー・パンツマン」をアニメ映画化した作品。「ワンダーウーマン」同様、批評家受けは良かったが、OP興収は振るわず2000万ドル台にとどまった。声の出演にエド・ヘルムズ、ケビン・ハート。監督は「ターボ」(2013)のデビッド・ソーレン。
今週末は、先日ユニバーサル映画が発表したリブート版モンスター映画シリーズ「ダーク・ユニバース」の第1作「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(トム・クルーズ主演)が公開となる。