米TV界の巨匠、「バットマン」レスリー・H・マーティンソン監督が101歳で死去
2016年9月7日 18:10
[映画.com ニュース] 映画「バットマン(1966)」の監督として知られる、アメリカテレビ界の巨匠レスリー・H・マーティンソン監督が9月3日(現地時間)、老衰のため米ロサンゼルスの自宅で死去した。享年101歳だった。
1915年1月16日、米ボストン生まれのマーティンソン監督は、地元紙のコラムニストとしてキャリアをスタート。MGMの郵便係の職を得た後、40年代後半から映画の脚本監修を務める。その後、同社を退職し、西部劇ドラマ「ロイ・ロジャース」で初メガホンをとる。以降、「マーベリック」「スパイ大作戦」「ゆかいなブレディ家」「白バイ野郎ジョン&パンチ」など幅広いジャンルで活躍し、80代で引退するまで、100タイトル近くのテレビシリーズを手がけた。
アダム・ウェストがバットマン役、バート・ウォードがロビン役を演じたテレビシリーズ版の「バットマン」では、シーズン1の第21&22話の2エピソードで演出を担当。米ハリウッド・レポーター誌によれば、マーティンソン監督は映画版の撮影をたった27日間で終えたという。
その他の映画監督作には、海軍時代のジョン・F・ケネディの逸話を描いた戦争アクション「魚雷艇109」、青春コメディ「踊れ!サーフィン」、ラクエル・ウェルチ主演のアドベンチャー「空から赤いバラ」などがある。