カルト漫画「少女椿」が中村里砂主演で映画化！共演は風間俊介

（C）2016『少女椿』フィルム・パートナーズ

［映画.com ニュース］　世界中にファンを持つカルト漫画「少女椿」が、モデルでタレントの中村里砂主演で映画化、5月下旬から公開されることがわかった。あわせて、ティザーポスターも披露された。短編映画「ミガカガミ」でモントリオールほか国内外の映画祭で注目されたTORICO監督がメガホンをとる。

丸尾末広氏が手がけた原作漫画「少女椿」は、1984年の発刊以来カルト的な人気を博し、92年に「地下幻燈劇画　少女椿」としてアニメ映画化。2011年には舞台化もされたが、実写映画化の企画は何度も立ち消えになり、30年間実現に至らなかった。主人公は、赤猫サーカス団で下働きをする身寄りのない14歳の少女みどり。団員からのいじめにあっていたみどりは、超能力を持つ団員・ワンダー正光と惹かれ合うが、強引にみどりを振り向かせようとした団員を正光が超能力で殺害した現場を目撃したことから、その人間性に恐怖を覚える。

映画初出演にして主演を務める中村は、俳優の中村雅俊、五十嵐淳子夫婦の三女として知られるほか、雑誌「LARME」（徳間書店刊）の専属モデルとしてカリスマ的な人気を誇る。演技初挑戦となる中村を支えるのは、実力派俳優の風間俊介をはじめ、ビジュアル系バンド「SuG」の武瑠、「映画 みんな！エスパーだよ！」「新宿スワン」など園子温監督作の常連である深水元基、若手俳優の佐伯大地、作家としても活躍する中谷彰宏ら多彩な共演陣だ。

ティザービジュアルは、みどりに扮した中村の肩にろくろ首が頭を乗せ、その横には「狂っているのは、私か、あなたか。」というキャッチコピーが刻まれるなど、原作のあやしげな世界観が再現されている。

なお、主題歌は海外で注目されている姉妹音楽ユニット「チャラン・ポ・ランタン」が担当する。「少女椿」は、5月下旬から東京・シネマート新宿ほかで公開。