鶴瓶、家族の冷たさに「悲しい誕生日」一転ファンのサプライズ祝福にえびす顔
2015年12月23日 17:10
[映画.com ニュース] 落語家の笑福亭鶴瓶と女優の木村文乃が日本語版のナレーションを担当したドキュメンタリー映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」の完成披露試写会が12月23日、都内のホールで行われた。
2人はサンタクロースの帽子をかぶり、客席にプレゼントを配りながら登場。さまざまな生物の生態を4年にわたって撮影した同作に、鶴瓶は「お子さんに見ていただきたいと思っていたから、こんなにたくさん来てくれてうれしいわ」と満足げ。木村も、「息遣いが聞こえてくるような距離感で、そのまま生きている姿がいとおしく、かわいいと感じられます」と笑顔でPRした。
鶴瓶はこの日が64歳の誕生日だが、「今日は何すんのかなと思って、娘に電話したら弟(俳優・駿河太郎)のところと一緒にクリスマスパーティーをするんやって。俺の誕生日やぞって言うたら、お父さん忙しいやろ、こっち来ればって言われましたわ。もう集まっているんですよ」と自ら暴露。夜には焼き肉店で家族と合流するそうだが、その店も自身で予約したそうで「俺の誕生日やのに、俺が押さえたんですよ。こんな悲しい誕生日ないわ」とグチることしきりだ。
木村が緊急発表と称して「実は今日、お誕生日の人がいるんです。どこかなあ? あっ、いたあ」と振っても、「しらじらしいわ」と不貞腐れた表情。だが、「ハッピー・バースデー」が流れ、客席の合唱とともに特製のバースデーケーキが登場すると思わずニヤリ。そして、「おめでとう」の唱和とともに事前に配られていたクラッカーが一斉に鳴らされると、細い目をさらに細くしてケーキをおいしそうにほおばった。
「シーズンズ 2万年の地球旅行」は、「オーシャンズ」などのジャック・ペラン&ジャック・クルーゾ両監督が、地球の歴史に沿ってさまざまな生き物の営みを最新技術で記録した感動のドキュメンタリー。鶴瓶も、「クマの雄が雌を取り合うために戦っているんですけれど、雌は木の上からどっちが勝つんやろうって見ているんです。雄は殺し合いしているんですからかわいそう。人間と同じですわ」と感嘆の表情だった。来年1月15日から全国で公開される。