ビッキー・チャオが熱演する「最愛の子」予告編を先行入手

［映画.com ニュース］ 「君さえいれば　金枝玉葉」「ラヴソング」といったラブストーリーから、「ウォーロード 男たちの誓い」などのアクション大作まで多様なジャンルを手がけてきたピーター・チャン監督が、実際に起こった事件を基に描いたヒューマンミステリー「最愛の子」が2016年1月、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されることが決定し、予告編を映画.comが先行で入手した。

予告編は、本作の基となった「誘拐された男の子が3年ぶりに両親の元に帰ってきた」という、2011年に中国で起こった事件映像からスタート。ある日、突然姿を消した3歳の息子を捜す“産みの親”の苦悩と悲しみと、3年前に「よその女に産ませた」と夫が連れてきた子どもを引きとった“育ての親”の戸惑いが描かれていく。そして、「愛する子どもを奪われたくない。ただ、一緒にいたい」という“親”たちの純粋な願いと、被害者と加害者という関係性を超えた親が子を思う「至上の愛」が、見る者の胸を打つ内容となっている。

全編ノーメイクで誘拐犯の妻を演じ、香港のアカデミー賞と呼ばれる第34回香港電影金像奨や第21回香港電影評論学会大賞など、数々の最優秀主演女優賞に輝いたビッキー・チャオの熱演も、今回の予告編で初めて公開された。共演は、ホアン・ボー、トン・ダーウェイ、ハオ・レイ、チャン・イー、キティ・チャン。香港電影評論学会大賞では最優秀脚本賞（チャン・ジー）も受賞している。第71回ベネチア国際映画祭アウトオブコンペティション部門正式出品作品。