東京国際フォーラムに巨大ヘリ!?「天空の蜂」完成披露に4000人興奮
2015年8月20日 20:37
[映画.com ニュース] 東野圭吾氏の人気小説を映画化したサスペンス大作「天空の蜂」の完成披露試写会が8月20日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、初共演を果たした主演の江口洋介と本木雅弘をはじめ、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、やべきょうすけ、松島花、落合モトキ、石橋けい、永瀬匡、秦基博、堤幸彦監督が勢ぞろい。劇中と同じ全長34メートルの“巨大ヘリ”バナーが披露されると、駆けつけた4000人は大興奮だった。
自衛隊用の最新大型ヘリコプター“ビッグB”を乗っ取り、福井県にある原子力発電所の上空にホバリングさせるテロ事件が発生。国内の全原発を廃棄するよう要求する犯人“天空の蜂”に対し、ビッグBを開発した設計士の湯原(江口)と、原発の設計士・三島(本木)は、ヘリが燃料切れを迎える8時間以内の事態収拾を目指すが……。
江口は「8時間のジェットコースターに乗るような、巨大エンタテインメントを堪能してください。この映画の意味は、見ていただければ届くと思います」と自信のアピール。実際にヘリに乗り込み、上空で撮影したシーンについては、「正直、高いところは苦手ですが、監督がCGなしで撮るっておっしゃるので……。もう二度とやりたくないです」(江口)、「トム・クルーズばりですよ」(堤監督)と振り返った。
一方、本木にとっては「私事ですが、40代最後の作品」となり、「大きな意義がある作品に出演できてうれしい」と感無量の面持ち。江口とともにカーアクションに挑戦し「何度も撮るうちに、呼吸困難になるわで、内心ヘトヘト」と苦笑いを浮かべた。また、綾野は「この作品に出演できて、心から誇りに思う」と胸を張った。
メガホンをとった堤監督は、「私事ですが、50代最後の作品です」と本木のコメントに便乗。「東野先生が20年前にお書きになった小説は、まるで未来を予見している。ついこの前までCGの作業をしていて、完成までに手間がかかりましたが、とにもかくにも楽しんでいただければ」と客席に呼びかけていた。
「天空の蜂」は9月12日から全国公開。