米CM市場はハリウッドスターが独占傾向 かつてはイメージダウン恐れ回避も
2014年12月7日 17:45
[映画.com ニュース] スポーツ選手が独占していたアメリカのCM市場を、現在はハリウッド俳優が席巻しつつあるとAD Week誌が報じている。
ハリウッドのトップ俳優はかつて、イメージダウンを恐れてアメリカでのCM出演を回避していたが、最近では状況が変わりつつある。ケビン・スペイシー、マシュー・マコノヒー、ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、サミュエル・L・ジャクソンらが米企業のCMに出演しており、モーガン・フリーマンやマット・デイモンも声だけの出演を果たしている。
それとは対照的に、かつてはCM市場で人気のあったスポーツ選手の出演が激減している。スポーツ選手にはスキャンダルが多いことに加えて、有名俳優の方がソーシャルメディアでの影響力が強いからだという。
シカゴの広告代理店バーンズ・エンタテインメントによれば、CMに起用する有名人の10年前の内訳は75%がスポーツ選手、25%がエンターテイナーだったが、現在は完全に逆転している。こうした流れを受け、今後CMデビューを飾るハリウッド俳優がますます増えそうだ。