楳図かずお監督「マザー」特報で片岡愛之助が挑む恐怖の物語の一端が明らかに

(C)2014「マザー」製作委員会

［映画.com ニュース］片岡愛之助主演、恐怖漫画の巨匠・楳図かずおの長編初監督作「マザー」の特報映像が公開された。楳図監督が発表した漫画の恐ろしいページから始まる映像から、主人公の楳図かずお役を演じる片岡がつむぎだす恐怖の物語の一端をうかがい知ることができる。

映画は、楳図の自伝的ストーリーで、片岡演じる漫画家・楳図の亡き母の怨念が、周囲で底知れぬ恐怖を巻き起こしていく様子を描く。真行寺君枝が母イチエ、宝塚歌劇団の元雪組トップ娘役だった舞羽美海が担当編集者役を演じるほか、楳図作品の大ファンである中川翔子が友情出演し、主題歌を担当する。

特報映像は、楳図監督の漫画に続き、巨匠のトレードマークとして知られる赤白ボーダーのシャツとスリッパを身につけ、同じ柄の床を歩く片岡の姿が映し出される。楳図に扮した片岡による執筆風景と編集者から奇妙な原稿依頼を受けるシーンを切り取った。現実とも幻想ともつかない映像と共に、電子楽器が奏でる不穏な音色がさらなる恐怖をかき立てている。

「マザー」は9月27日全国公開。