映画の値段がスクリーンの大きさで決定する時代が来る?
2014年5月8日 08:20
[映画.com ニュース]ドリームワークス・アニメーションのジェフリー・カッツェンバーグ最高経営責任者が、いずれスクリーンの大きさで映画の値段が決まる時代が来るとの予測を発表したと、バラエティ紙が報じた。
映画のネット配信が広まるなか、米ビバリーヒルズで行われたミルケン・グローバル・コンファレンスのパネルディスカッションに登場したカッツェンバーグ氏は新たなリリース方式を提案した。新作映画の劇場公開が18日を経過した時点で、ネットでの配信を開始し、料金はスクリーンの大きさに応じて課金。劇場の巨大スクリーンで鑑賞する場合は15ドル、75インチの家庭用テレビで視聴する場合は4ドル、そしてスマートフォンで視聴する場合は1ドル99セントにしたらどうかと提案している。
劇場公開から18日目にネット配信をスタートさせるのは、98%の劇場映画の収益の95%は最初の3回の週末で稼いでいるというデータに基づいているという。新作映画のオンデマンド配信やインターネット配信の時期を早めようという機運は高まっているものの、スクリーンの大きさに合わせて料金設定をしようというアイデアは斬新だ。