永山絢斗、AV業界を描く「モザイクジャパン」に主演！水田伸生＆坂元裕二がタッグ

［映画.com ニュース］　俳優の永山絢斗が、水田伸生監督が演出するWOWOWの新ドラマ「モザイクジャパン」に主演することがわかった。「最高の離婚」「東京ラブストーリー」などで知られる坂元裕二が脚本を手がけ、セックス産業で潤う田舎町を舞台に、深い人間心理や社会問題が盛り込まれた意欲作に臨む。

永山は、東京の証券会社をリストラされたしゅじんこう・常末理市に扮する。故郷に戻り、両親の勧めで田舎町には不釣合いな自社ビルを持つGALAXYZに再就職を果たすが、実態はアダルトビデオを中心にさまざまな事業を手がける新鋭企業だったという設定だ。

ペイチャンネルならではの社会派エンタテインメントに取り組むことになった永山は、「理市が帰郷し親しかった人々の変化に感じる葛藤や、AV業界で仕事をしていくうえで生まれる失望感、恋愛を交えて出る向上心などを、誠実に演じたいと思っています」と意欲をみなぎらせる。さらに、「素晴らしい脚本に色をつけ、自分で自分にかけてしまっているモザイクを取り除くことができたら、僕も少し成長できるかもしれません」と話している。

WOWOWのドラマに初挑戦となる水田監督は、「困っている。脚本が私の力量を超えている」と言及。坂元とは「Mother」や「Woman」でタッグを組んでいるが、「その都度、坂元さんの着眼点に驚かされ、感服している。今回は感服を超えて、驚がくだわ…。こりゃ、民放地上波ではできないわ…。やると決めたWOWOWもすごいわ…。私は、坂元裕二さんとWOWOWに鍛えられている」とコメントを寄せた。

なお、高橋一生がGALAXYZの若き社長・九井良明、新進女優ハマカワフミエが理市の職場で働くAV女優・木内桃子を演じる。ほか、オーディションを勝ち抜き体当たりの演技に挑む新人女優たちにも注目が集まる。

「モザイクジャパン」（R15＋指定相当）は、5月18日から毎週日曜午後11時から全5話で放送。