魔女キキ・小芝風花、“空飛ぶ魔法”を披露「やっぱり空は最高!」
2014年2月20日 17:27
[映画.com ニュース] 宮崎駿監督によるアニメーション映画版で有名な角野栄子氏の児童文学を実写映画化した「魔女の宅急便」のヒット祈願イベントが2月20日、東京・新宿の花園神社で行われ、主演の小芝風花、共演の尾野真千子、広田亮平、宮沢りえ、筒井道隆、主題歌を担当する倉木麻衣が出席。小芝扮する魔女のキキは、ほうきにまたがり登場し、「やっぱり空は最高です! 空飛ぶ魔法が使えてよかった!」と笑みを浮かべた。
一人前の魔女になるため修行の旅に出た13歳の少女キキは、海辺の町コリコにあるパン屋のおソノのもとに居候しながら、相棒の黒猫ジジと一緒に空飛ぶ配達屋「魔女の宅急便」を始める。「呪怨」シリーズや「ラビット・ホラー3D」など、ホラー映画を多数手がけてきた清水崇監督がメガホンをとった。
オーディションで主役に大抜てきされた新人の小芝は、「『合格したよ』って聞いた時はうれしくて号泣した。原作もアニメーションもあるので、それぞれの思い出やイメージをもったファンの人がたくさんいる。私がキキで大丈夫かなという不安もあったけど、色々な方が支えてくれ、素敵な作品ができたと思う」と胸を張った。
キキを優しく見守るおソノ役の尾野は、「夢のあるお話。大変なところもあるけど、楽しめば楽しむほど夢のある作品になる気がした」と心から撮影を満喫。原作の大ファンだという倉木は、「学生の頃から自宅にあるほうきを使って飛ぶ練習をしていた(笑)。それくらい大好きなキキちゃんが目の前に現れて感動している」と小芝をうらやましげに見上げ、「キキが夢に向かってあきらめずに頑張っていく姿を私なりに想像した」と映画楽曲を書き下ろした。
宮沢はキキの母親コキリ役を演じ、「どの作品でも撮影に入る前に台本に書かれていない部分を想像する。今回ほどその時間が楽しかったことはない。魔法が使える役なので、日常に魔法があることにリアリティを出せればと思っていた」と述懐。また、自身のデビュー当時と同年代の小芝を「この時期にしか出せないキラキラしたものがあふれるような表現力でキキを演じていて、とても魅力的だった。切り替えもうまく、当時の私よりもずっと大人っぽい」と称え、小芝は「本当にうれしい。照れちゃいます!」と大喜びだった。
「魔女の宅急便」は3月1日から公開。