AKB新世代・大和田、川栄、高橋が主演　犬童一心演出ドラマが4月スタート

2014年2月14日 06:01

［映画.com ニュース］　アイドルグループ「AKB48」の新世代メンバーとしてファンから注目を集めている大和田南那、川栄李奈、高橋朱里の3人が、犬童一心監督が総合演出を務めるドラマ「セーラーゾンビ」に主演することがわかった。

犬童監督が企画・総合演出・脚本を担当する同作は、ゾンビに支配された世界を、若さと図太さといい加減さで生き抜いていく女子高生たちの姿を描いた新感覚の“青春ポップホラー”ドラマ。セーラー服に身を包み、ゾンビを相手に体当たりのアクションを見せつつも、終末世界においても恋や友情に悩み、成長していく女子高生たちの青春を鮮やかに切り取る。アイドルにあこがれる主人公・舞子の妄想内に登場する3人組アイドル「ミルクプラネット」の存在も、彼女たちの運命を左右するキーポイントになるという。

映画「のぼうの城」「ジョゼと虎と魚たち」といったヒット作を送り出す一方で、前田敦子のソロシングル曲「君は僕だ」のミュージックビデオや、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」の特典ドラマを手がけ、メンバーの女優としての資質に注目してきた犬童監督が、才能を見出した3人を主要キャストに選出。主人公であるアイドル志望の舞子役には、昨年AKB48に加入したばかりの15期研究生で、34thシングル収録曲では早くもセンターに起用されるなど熱い視線を浴びている大和田を抜てき。ドラマ初出演の大和田は、「ゾンビに襲われたり、恋愛の場面もあったりと、何もかも初体験の連続です。それと私は制服マニアなので（笑）、普段学校で着ているタイプとは違う、可愛い制服を着られるのが楽しみです」とコメントを寄せた。

舞子と対立する自信家で読者モデルの百花役には、現在放送中のドラマ「SHARK」に出演しているほか、「AKBチャレンジユーキャン！2014」での資格獲得挑戦などでも話題の川栄、そして、面倒くさがりだがゾンビに襲われていた舞子を助けて友人になる睦美役を、川栄と同じ横山チームAに所属し、「マジすか学園3」「劇場版　私立バカレア高校」などに出演経験のある高橋が演じる。

3人の中では最年長19歳の川栄は、「まだまだ高校生役もいけるぞっていうところをお見せしつつ、演技面でも『川栄、なかなかいいな』って思っていただけるようなお芝居が出来たらと思います」と話し、高橋も「アクションに挑戦するのは初めてですが、運動が好きでやんちゃな方なので、そうしたところが活かせればと思います」と意気込みを語っている。

「目指すのは、おもしろくて、自由で、見たことのないドラマ」という犬童監督は、「死に囲まれた残酷な世界の中で、自分なりのやりかたで生き抜く女の子達のエネルギーを視聴者にぶつけます。3人の役者としての成長とともにドラマもパワーアップして怒とうの最終回を迎えられたらと思います」と話している。

総合演出である犬童監督の下、渡部亮平、今泉力哉、古川豪が各話監督を担当。テレビ東京・テレビ大阪ほかで4月放送スタート。毎週深夜0時52分～1時23分。全12話。