堀北真希、主演映画「麦子さんと」が「親子の会話のきっかけになればうれしい」
2013年12月10日 22:07
[映画.com ニュース] 女優の堀北真希が12月10日、都内で行われた主演映画「麦子さんと」の親子限定試写会に出席。堀北は、母親の前で素直になれない思春期の少女を演じ「この映画を見たら自分のお母さんのことを思い出すと思う。一緒に見るのは恥ずかしい気持ちもあるのかなと思うけど、親子の会話のきっかけになればうれしい」と語りかけた。
堀北演じる声優志望のアニメオタク女子・麦子の前に、突然音信不通だった母親が現れ、ほどなくして病気のため他界。麦子は自分勝手な母に愛想を尽かしながらも、母が青春時代を過ごした故郷をたどり、これまで知ることのなかった亡き母の人生を知る。母親役を余貴美子、兄役を松田龍平が演じる。
堀北は、吉田恵輔監督が当て書きしたという主人公を演じ「あまり自分とは重ならなくて戸惑ったところもあった」と本音を明かしながら、「撮影前にゆっくり監督とお話してこの作品への思いを聞いた。親子の絆って普遍的なテーマだし、誰にでも身近に感じてもらえる。見た方の心に温かいものが芽生えたらいいなと思って頑張った」と語った。
また堀北は、試写会に来場した親子から寄せられた、娘から両親へ宛てた手紙を代読。「私も父へは素直に言えないので、自分のことも反省。母だと恥ずかしがらずに言えるけど、異性だからか父とはなかなか」と自らと照らし合わせていた。「麦子さんと」は12月21日から公開。