生田斗真、初の国際映画祭参加が決定 主演作「土竜の唄」がローマ映画祭コンペに
2013年10月16日 06:00
[映画.com ニュース] 生田斗真が主演、三池崇史監督、宮藤官九郎脚本という強力な布陣で高橋のぼる氏の人気コミック「土竜の唄」を映画化する「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」が、11月8日からイタリアの首都ローマで開催される第8回ローマ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決まった。
落ちこぼれの警察官が潜入捜査官「モグラ」として犯罪組織に潜り込み、ターゲットを挙げるために悪戦苦闘していく姿をコミカルかつスリリングに描く。金髪で童貞の主人公・菊川玲二を演じる生田を筆頭に、堤真一、仲里依紗、山田孝之、岡村隆史、上地雄輔らが豪華俳優陣が、奇抜な衣装や過激なメイクに身を包んで出演。原作の世界観さながらの疾走感にあふれた「ジェットコースタームービー」を作り上げた。
ローマ国際映画祭は、ローマ市全面協力のもと開催される映画祭で、まだ8回目と歴史は浅いが、ニコール・キッドマンやジョージ・クルーニー、メリル・ストリープといった世界的なスターもすでに参加。ベネチア国際映画祭をはじめ数々の国際映画祭でディレクターを歴任し、各映画祭で日本をはじめとしたアジア映画のセレクションにも大きな影響を与えてきたマルコ・ミュラーが第7回からディレクターに就任したことで、注目度も高まっている。
生田と三池監督は公式上映にあわせて現地入りの予定。「映画祭に参加させていただくのは国内外でも初めてのことで、とても興奮しています」という生田は、「ローマの方々に『土竜の唄』の世界観、男気をバッチリと見せつけ、生田ローマになって帰ってきます! ローマばっちこーい!! 親父ギャグばっちこーい!!」と初参加の映画祭に向けて意気揚々。
また、「とんでもない映画が出来上がってしまった」と自負する三池監督は、「ヤバイな。上映が始まったとたんに、ローマの観客が慌てふためき鼻血ブーしながら笑い転げる姿を見るのを今から楽しみにしています」と不敵なコメントを寄せている。三池監督にとっては、昨年の「悪の教典」に続いて2度目のローマ映画祭参加となる。
コンペティション部門に出品される作品は、ワールドプレミアとなる16本の長編作品で、7人の国際審査委員により、映画祭最終日に各賞が授与される。
「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」の公開は2014年2月15日。