「人類資金」メイキング、森山未來＆ユ・ジテが挑んだアクションの裏側を公開

（C）2013「人類資金」制作委員会

［映画.com ニュース］　阪本順治監督、佐藤浩市主演で、敗戦直前に旧日本軍が隠匿したとされる財宝“M資金”をめぐる陰謀を描いた「人類資金」のメイキング映像が、このほど公開された。森山未來とユ・ジテが挑んだ、激しいアクションシーンの裏側を見ることができる。

詐欺師・真舟雄一（佐藤）は、M資金を管理しているという財団「日本国際文化振興会」に呼び出され、半信半疑のまま財団を訪れたところを防衛省の秘密組織に襲撃される。真舟は、石優樹（森山）の助けを得て窮地を脱するが、“M”と名乗る男の計画に乗ったことから、資金に隠された秘密をめぐる争いに巻き込まれていく。

森山は謎の男“M”の腹心として暗躍する石を演じ、ユ・ジテは暗殺者・遠藤治役で石らを追い詰めていく。森山とユ・ジテは、イスラエルで考案された近接戦闘術“クラブ・マガ”をベースにしたアクションに挑戦。茨城県にあるアンティークショップの倉庫で撮影が敢行され、ふたりは緊迫感あふれる場面に臨んだ。メイキング映像は、事前練習に取り組むふたりの姿を収めており、森山が武器を手に襲い掛かるユ・ジテと激突する様子を見ることができる。

クラブ・マガは護身術としての側面も持っていることから、森山は「魅せるアクションというよりは、使うための合理的な地味なアクションだったので、演じる際に苦労しました」。練習を重ね、「今ここで武器を持った人間と対じしたとしても自分は戦えるんじゃないかと思うくらい実戦的なものでした」と振り返った。

「人類資金」は、10月19日から全国で公開。