エミー賞で「HOMELAND」が4冠　「マッドメン」敗れる

2012年9月25日 17:00

写真：Everett Collection/アフロ

［映画.com ニュース］　第64回プライムタイム・エミー賞授賞式が9月23日（現地時間）、米ロサンゼルスのノキアシアターで行われた。米テレビ界最高の栄誉とされる同賞で、常勝「MAD MEN マッドメン」が敗れるという波乱が起きた。

ドラマ・シリーズ部門作品賞は、これまで4年連続で「MAD MEN マッドメン」が受賞してきたが、今年は新ドラマ「HOMELAND」が戴冠。新ドラマながら、主演男優賞（ダミアン・ルイス）、主演女優賞（クレア・デーンズ）、脚本賞を含む4冠を達成した。

一方、コメディ・シリーズ部門は、大方の予想通り「モダン・ファミリー」が、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、作品賞の4部門を制覇。また、テレビ映画／ミニシリーズ部門では、2008年の米大統領選でサラ・ペイリンが共和党の副大統領に選ばれた経緯を描く「ゲーム・チェンジ」が作品賞、主演女優賞（ジュリアン・ムーア）、監督賞、脚本賞を受賞している。

「HOMELAND」は、英雄として帰還したアメリカ兵と、彼がテロリストであると疑念を抱くCIA局員の心理サスペンスドラマ。「24」のアレックス・ガンサとハワード・ゴードンが制作総指揮を務めている。