竹清仁×神山健治 気鋭の監督が語り合う「放課後ミッドナイターズ」
2012年8月24日 16:00

[映画.com ニュース] 8月25日から日本をはじめ香港、台湾、シンガポールでも同時公開される話題のオリジナルアニメ「放課後ミッドナイターズ」で長編デビューした竹清仁監督と、10月27日公開の「009 RE:CYBORG」を鋭意製作中の神山健治監督がこのほど、都内で対談した。互いに3DCGを取り入れた新作に挑む気鋭の監督同士、対談は大いに盛り上がりをみせた。
「放課後ミッドナイターズ」は、真夜中の小学校を舞台に、人体模型のキュンストレーキが子どもたちを驚かせようと奮闘する姿を描いたコメディ。竹清監督は、1992年に発表した短編「BANANA」が米ニューヨーク近代美術館のコレクションに加えられるなど、世界的に注目されるクリエイターだ。2007年、同じ福岡在住の小森陽一(「海猿」シリーズ原案)が考えた設定をもとにオリジナル短編「放課後MIDNIGHT」を発表して再び好評を博し、その長編化作品として「放課後ミッドナイターズ」が生まれた。
新作「009 RE:CYBORG」で全編3DCGに挑んでいる神山監督は、キャラクターの動きにモーションキャプチャーを導入した「放課後ミッドナイターズ」を鑑賞し、「ライブ感がすごい」と絶賛。「人体模型や骸骨標本のキャラクターは手書きのアニメだけど、モーションキャプチャーで実際の人のリアルな動きと交わって、“生”の面白さが出ている。お笑いもライブのほうが面白いように、『放課後ミッドナイターズ』はそういう“生”感の面白さをもっている」と分析する。
(C)AFTER SCHOOL MIDNIGHTERS PARTNERSHIPさらに、「“もっとキュン様(キュンストレーキ)出てこないかな?”と思いながら見ていました」と、キュンストレーキがお気に入りの神山監督。「日本の商業アニメーションでは見た目が気持ち悪いと、主人公にはしてもらえないと思うのですが、海外ではそういった傾向はないので、『放課後ミッドナイターズ』のキュンストレーキというキャラクターはすごく新鮮。ずっと見ていたいキャラクターを掘り起こし、CGでうまく作り上げているなと感心しました」と刺激を受けた様子だ。
これに対して竹清監督は、「実は多分に予算の都合があってですね(笑)。髪の毛を書かず服すら着せなくてよい、というコストカットが実現でき、見た目もインパクトがあって面白いから“こいつしかいないんじゃないか”という結論に至ったわけです」と、キュンストレーキの誕生秘話を告白。「懸念点としては見た目が気持ち悪いということだったのですが、最初はそうでもあとから好きになってもらえるようなキャラ設定に気をつけました」と話す。
竹清監督はさらに、「ゴーストバスターズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「グレムリン」といった80年代の良質な娯楽作品の名を挙げ、「今回の『放課後ミッドナイターズ』もそのような映画にしたかった」と、目指したところを明かす。神山監督は「僕が『放課後ミッドナイターズ』に思ったのはキャラクターと世界観なんですね。どこまでがリアルでどこまでがファンタジーかという疑問は全く生まれず、とにかく見せ方が非常にうまいなと思いました。万人に受け入れられる80年代の娯楽映画の面白さを感じましたし、笑いの入れ方やセンスが抜群だと思います」とうなった。
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