「ペルセポリス」作者による初の実写映画 邦題&公開日決定!
2012年7月26日 17:00
[映画.com ニュース] 故国イランでの生活を描いた自伝的コミック「ペルセポリス」を自ら映画化した仏在住のアーティスト、マルジャン・サトラピが再び自身のコミックを映画化した初の実写映画の邦題が「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」に決定、11月10日に日本公開されることがわかった。
「ペルセポリス」が2007年のカンヌ映画祭でアニメーション作品として30数年ぶりに審査員賞を受賞するという快挙を成し遂げたサトラピ。初の実写作品の原作として選んだのは05年のアングレーム国際漫画祭最優秀作品賞を受賞した「鶏のプラム煮」という作品で、1958年テヘランを舞台に、楽器を壊され絶望したバイオリン奏者が、死を決意した最後の8日間で人生と叶わなかった愛を振り返る物語。サトラピは「ペルセポリス」でタッグを組んだバンサン・パロノーとともにメガホンをとる。
「潜水服は蝶の夢を見る」などで知られるマチュー・アマルリックが主人公の天才音楽家ナセル・アリを演じ、「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニ、「そして僕は恋をする」「クリスマス・ストーリー」などアマルリックとの共演も多いキアラ・マストロヤンニら豪華女性キャストが共演。美しい色彩と映像で、ノスタルジックな愛の物語を描き出す。
「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」は11月10日から全国順次公開。