米ワーナー、DCコミック「Lobo」を映画化
2012年4月24日 22:30
[映画.com ニュース] 米ワーナーブラザースが、DCコミックス「Lobo(原題)」の実写映画化を本格化させたと、Deadlineが報じた。
「Lobo」は賞金稼ぎの凶悪エイリアンとして、1980年代に「Omega Men」などに登場。その後、90年代にアンチヒーローのバイク乗りとして再登場し、人気を博した。
09年にはガイ・リッチー監督のもとで映画化が発表されたものの、進展がみられなかった。今回、ワーナーは「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」のブラッド・ペイトン監督を新たに起用。ジョエル・シルバー、アキバ・ゴールズマンのプロデュースのもと、再び企画開発が行われることになった。
ライバルのマーベル・コミックスが「アイアンマン」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」などの映画化を次々と成功させているのに対し、ライバルのDCコミックスを傘下に持つワーナーは、ライブラリーを十分に生かせていないという事情がある。クリストファー・ノーラン監督による「バットマン」シリーズを除き、「グリーン・ランタン」(マーティン・キャンベル監督)、「スーパーマン・リターンズ」(ブライアン・シンガー監督)、「キャットウーマン」(ピトフ監督)などはいずれも興行的な成功を収めていない。
ワーナーとしては、世界興収3億ドルを超えるヒットを記録した「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」を手がけたリード監督の手腕に期待している。