「好きだ、」以来6年ぶり、宮崎あおい×石川監督の新作公開決定

(C)「ペタル　ダンス」製作委員会

［映画.com ニュース］　映画「好きだ、」以来、6年ぶりに宮崎あおいと石川寛監督がタッグを組んだ「ペタル　ダンス」が、2013年春に公開されることが決定。宮崎のほか忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵ら実力派女優が顔をそろえた。

CMディレクターとして活躍する石川監督が、“本当につくりたい映画”にこだわり、オリジナルシナリオで製作した今作。心に悲しみを抱える女性が、自分を見つめ直し再スタートをきる姿を繊細に映し出す。

大学からの友人であるジンコ（宮崎）と素子（安藤）は、地元に残ったミキ（吹石）が海に飛び込んだという噂を耳にする。ミキに会うため地元に向かったふたりは、ひょんなことから出会った原木（忽那）とともに、北の果ての風の町を目指して1泊2日の小さな旅に出る。

主人公ジンコを演じた宮崎は、「石川監督の演出方法はとても独特で、ひとりの人間としてそこに“生きる”ということを強く求められます。自分自身を試される現場でもあります」と明かす。そして、6年ぶりのタッグに「私にとって特別だった石川組にまた参加させていただけてうれしかった」と感慨深げだ。

ジンコとともに人生と向き合う女性を演じた3人は、「毎日悩みながら隅の隅までひとりひとりの人間をつくり上げていく監督の姿に、ものすごい熱意と愛情を感じました」（忽那）、「北国の海と風、それに乗ってやってくる、かもめ、波、声、雪。すべてが共鳴していました」（安藤）、「監督の作品に対するこだわり、情熱的な姿勢には感動を覚えるほどでした」（吹石）とコメントを寄せている。

「ペタル　ダンス」は、2013年春に全国で公開。