壮大なロケ地探しに驚く「ホビット」ビデオログ第2弾
2012年3月19日 21:30
[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のピーター・ジャクソン監督が、現在製作中のプリクエル「ホビット」2部作の現場を伝える特別映像「『ホビット』ビデオログ」の第2弾が、早くも公開となった。
今回は、ゴラム役で妙演を見せるアンディ・サーキスが、ビルボの家のセットで待ち受けるピーター・ジャクソンを訪れ、対談形式で製作の模様が紹介される。前回の動画では撮影初日の様子が伝えられたが、今回の冒頭ではすでにブロック1(撮影の第1期間)の最終日。「カット!」を告げるジャクソン監督が映ったと思いきや、第2班の監督の座にはアンディ・サーキスの姿が。驚くことに、今回はサーキスが監督業にもかかわっているのだ。
「ホビット」2部作の製作は、約250日の撮影期間を3つのブロックに区切って進められているが、ジャクソン監督に休みはなし。イアン・マッケランら出演陣や主要スタッフの“休暇の過ごし方”が次々と伝えられるなか、ジャクソンの「次の脚本の打ち合わせもあるし、その間に編集もするし、映画自体の製作は続いているから……目が回りそうだよ」とうれしそうなぼやきもうかがうことができる。
そして、次の撮影時期のための重要な準備としてロケハンの模様が続く。ヘリコプター5機に分乗した総勢17人による30カ所のロケ地探しは、壮観そのもの。延々と広がる草原や森、そびえ立つ雪山や岩山を訪れては、ジャクソン監督が膨らませたイメージを語る。超大作の製作ならではの醍醐味が伝わってくるレポートだ。
ジャクソン監督は、「『ロード・オブ・ザ・リング』(に登場する風景)は序の口だよ」という。「ホビット」で登場する、新たな荘厳な風景にも期待がかかる。