ホイットニー・ヒューストンさん死去　グラミー賞授賞式で急遽追悼へ

2012年2月13日 11:04

［映画.com ニュース］　米歌手で女優のホイットニー・ヒューストンさんが2月11日、米ロサンゼルス、ビバリーヒルトンホテルの客室で急死した。48歳だった。ヒューストンさんは、同ホテルで開催されたグラミー賞授賞式前夜パーティに出席するため、滞在中だった。現時点で死因は不明だが、事件性はないと見られている。

米各紙の報道によれば、ヒューストンさんが部屋の浴室で意識不明の状態で倒れているところをボディガードが発見。すぐに救急救命士が呼ばれ、心肺蘇生法が施されたが、息を吹き返すことなく、午後3時55分（現地時間）に死亡が確認されたという。

ヒューストンさんは、1985年のデビュー以来、これまでに全世界で2億枚近いアルバムセールスを誇る大スター。女優としても活躍し、ケビン・コスナーと主演した映画「ボディガード」は、主題歌「I Will Always Love You」も含めて大ヒットした。しかし、後年は薬物依存症に苦しみ、キャリアも低迷。一方、今年8月には、約16年ぶりの映画出演となった音楽映画「スパークル（Sparkle）」が公開されることになっていた。

ヒューストンさんの死が報じられた直後から、多くのミュージシャンがツイッターでコメントを発表。マライア・キャリー、クリスティーナ・アギレラ、リアーナ、ケイティ・ペリー、クインシー・ジョーンズ、バーブラ・ストライサンド、リッキー・マーティン、レニー・クラビッツ、ジャスティン・ビーバーらがその早すぎる死を悼んだ。

なお、6度のグラミー賞を受賞したヒューストンさんの訃報を受けて、12日午後8時（米東部時間／日本時間13日午前10時）からロサンゼルスのステープルズ・センターで開催される第54回グラミー賞授賞式には、急遽トリビュートプログラムが追加されることになった。ジェニファー・ハドソンによる追悼パフォーマンスが予定されている。