「海炭市叙景」DVD&ブルーレイ発売 サイン会付きイベントも開催
2011年10月25日 08:04
[映画.com ニュース] 2010年12月に公開し、ロングランヒットを記録した加瀬亮主演作「海炭市叙景」(熊切和嘉監督)のDVD&ブルーレイ発売が決定した。
同作は、芥川賞候補に5度ノミネートされながら41歳で自殺した北海道・函館出身の作家、佐藤泰志さんの遺作を映画化。多くの函館市民が映像化を切望し、製作費捻出のために大規模な募金活動を行った。18編で構成された小説のなかから5つの物語を抽出し、バブル崩壊後の不況に苦しむ地方都市と、ささやかながらも必死に生きる人々の姿を丁寧に描く。出演は、加瀬のほか、谷村美月、南果歩、小林薫ら演技派俳優が集結。また、その他メインキャストを含め、数多くの登場人物をオーディションで選ばれた地元・函館市民が演じている。
DVD&ブルーレイ発売を記念した購入者特典として、造船所のリストラで職を失った男を演じ、強烈な印象を残した竹原ピストルのミニライブ、熊切和嘉監督とのトークイベントとサイン会を、11月28日午後7時からタワーレコード新宿店7Fイベントスペースで開催する。ミュージシャンとしても活躍する竹原は、ソロ2枚目のアルバム「SKIP ON THE POEM」で「海炭市叙景」撮影中に制作した2曲を収録した。
メイキング映像、東京国際映画祭での記者会見、函館完成披露試写会の舞台挨拶などの模様を収めた特典映像付きDVDボックス(6090円)、ブルーレイボックス(7140円)、本編のみのDVD(3990円)、ブルーレイ(5040円)通常版ともに11月3日発売。レンタル同日開始。