W・アレン、仏大統領夫人の演技は「完ぺき」 メディア批判を一蹴
2011年4月8日 11:18
[映画.com ニュース] 5月11日に開幕する、第64回カンヌ映画祭のオープニング作品「ミッドナイト・イン・パリ(原題)」で女優デビューを果たした、仏大統領夫人カーラ・ブルーニ・サルコジの演技について批判的な報道が出るなか、ウッディ・アレン監督は「まったく完ぺきだった」と擁護した。
アレン監督の熱烈なオファーを受け、カーラ夫人は同作でロダン美術館のガイド役を演じた。しかし、演技のひどさからたび重なる撮り直しや、アレン監督が出演シーンのカットを考えたなどと報じられていた。仏RTLのインタビューに応じたアレン監督は、「(カーラ夫人は)初めから穏やかに、気取りなく演じた」と評し、キャスト交代についても「考えたことはない」と噂を一蹴した。
カーラ夫人は、元スーパーモデルで現在は歌手としても活動。夫のサルコジ大統領も一度撮影現場へ見学に訪れ、アレン監督とも面会したという。
監督41作目となる同作は、マリオン・コティヤール、オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムスらが共演するロマンチックコメディ。カーラ夫人も登場する予告編が現在ネット上で公開されている。