キマグレン、俳優挑戦に並々ならぬ意欲

2010年5月18日 18:58

［映画.com ニュース］　人気ミュージシャン・キマグレンの楽曲「リメンバー」（6月16日発売）ほか全3曲の世界観にインスパイアされて製作された映画「リメンバーホテル」（園田俊郎監督）の完成披露試写会が5月18日、東京・新宿のTMシアター新宿で行われ、トリプル主演の徳澤直子、崎本大海、佐藤ありさと、キマグレン、園田監督が舞台挨拶を行った。

海辺のリゾートホテル“リメンバーホテル”を舞台に、仕事と結婚の間で揺れ動く奈緒美（徳澤）、せつない過去を隠してホテルで働く浩二（崎本）、恋人を事故で失ったショックで歩けなくなった絵梨（佐藤）が織りなす人間模様を描く。

徳澤は、「奈緒美は自分と年齢も近いし、仕事もして恋もして……という等身大の役だったので感情移入しやすかった。行動的なところはあこがれますね」とニッコリ。崎本は、「絵梨に告白して抱きしめるシーンがあるんですが、初めての経験だったので……、光栄です」と顔を真っ赤にし、映画初出演となった佐藤は「映画のスクリーンに自分の名前が出るのが夢でした！」と目を輝かせた。

一方、キマグレンは「歌詞を書くとき、長いストーリーが思い浮かぶんですが、削っていかないといけない。だから、こうして映画になるとか、曲がいろんな形で広がっていくのはうれしい」（KUREI）と感慨深げ。また、2人は映画にも特別出演しているが「役者も挑戦してみたいですね。自分の性格と真逆の役がいいですね。チンピラみたいな悪役とか」（ISEKI）、「撮影現場は曲づくりの現場とは違う、本気の大人の遊び場だった。機会があれば参加したい。さわやかな海の家の兄ちゃんとか演じたいですね」（KUREI）と話すなど、俳優業にも色気を見せていた。

「リメンバーホテル」は今夏公開。