「星の王子さま」が3Dアニメ映画に
2010年2月23日 16:30
[映画.com ニュース] アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作童話「星の王子さま」が3Dアニメとして映画化されることになった。
フランスのアトン・スマシュとディミトリ・ラッサムのプロデューサーコンビが製作するもので、すでにサン=テグジュペリの遺族から映画化権を4500万ユーロ(約55億円)で獲得済みとのこと。ヨーロッパ映画としては最大級の製作費が投じられる見込みだ。スマシュは過去に、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門グランプリに輝いた近未来SFアニメ「ルネッサンス」(06)を手がけている。
原作に忠実な映画化を目指して、2011年初頭から製作に入る予定。サン=テグジュペリの甥の息子で遺族代表のオリビエ・ダゲイがアドバイザーとして参加する。「星の王子さま」は、74年のスタンリー・ドーネン監督版など実写では何度か映画化されたほか、TVアニメも各国で製作されているが、長編アニメーションの製作は今回が初となる。