トータス松本「ちょっと休みたい」、活動休止発表のウルフルズがラストライブ
2009年7月13日 11:54
[映画.com ニュース] 8月30日の大阪でのライブをもって活動を無期限休止すると発表した4人組ロックバンドのウルフルズが7月10日、東京・六本木ヒルズアリーナで、活動休止前の東京ラストフリーライブを行った。
活動休止について、ボーカルのトータス松本は「4人で音を出すのは楽しい。でも、このまま何十年もやれるかといったらその自信はない。ちょっと休みたい」とファンに理解を求めた。
9日に公式ホームページなどで活動休止を発表。フリーライブの開催は急遽発表されたにもかかわらず、朝10時から配られた整理券を持った1000人と整理券を手に入れられなかったファン、合わせて約3500人が駆けつけた。
トータス松本は「大阪から出てきたバンドが、六本木という大都会のど真ん中で(活動休止前)ライブをやることになるなんて、想像だにしていなかった」、リーダーでギターのウルフルケイスケは「21年間やってこれたのはみんなのおかげ。本当に感謝している」と感無量の表情。
96年の紅白歌合戦で歌った「ガッツだぜ!!」や「バンザイ 好きでよかった」などのヒット曲からアンコールの「いい女」まで全8曲を熱唱。さらに2度目のアンコールに応え、トータス松本がソロで新曲「明星」を披露した。トータス松本は「“解散”じゃないのは、4人ともウルフルズが好きだから。世の中楽しくないことが続いて、景気も悪いままで、『ウルフルズがやらなどうするんじゃい!』って気持ちに4人がなったら、また立ち上がる気持ちでいる」と笑顔で話した。このフリーライブの模様は、NHK総合「SONGS」(7月15日夜11時)で放送される。
ウルフルズは今後、7月31日に野外フェス「ROCK IN JAPAN FES.2009」に出演予定。そして、8月29日、30日に地元・大阪の万博記念公園で行われる恒例の夏の野外コンサート「ヤッサ!」をもって活動を休止する。(映画.com×文化通信.com)
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