リュディビーヌ・サニエが夢遊病に。「情痴アヴァンチュール」

2007年3月27日 12:00

「情痴アヴァンチュール」リュディビーヌ・サニエ
「情痴アヴァンチュール」リュディビーヌ・サニエ

夢遊病を患う女ガブリエルは、夜な夜なパリの街をさまよい歩き、その姿を目撃した男ジュリアンは、恋人とのささやかな生活を失うかもしれない危険を冒しても、彼女に強く惹かれ、救い出そうとする……。フランスの人気若手女優リュディビーヌ・サニエに、主演する新作「情痴アヴァンチュール」について聞いた。

童顔でコケティッシュな魅力を振りまいてきたリュディビーヌが今回演じたのは、過去にトラウマを抱えて夢遊病を患うシングルマザーという複雑な役どころ。ハリウッド映画「ピーター・パン」で妖精ティンカーベルを演じた後、「人間の闇の部分、深層心理を描いた作品に飛び込んでみたくなったの」と、出演の経緯を語る。「私には常に新しい発見が必要。今回は人間に対する私の知らない視点も描かれていたし、ノワール的なジャンルも初めてだったから」。また、本作で共演したニコラ・デュボシェルとの間に一女をもうけているが、それも母親役を演じてみて「子供ももってみたい」と思ったからだとか(ちなみに役柄を地で行くようだが、ニコラとは既に別離)。

夢遊病の女性を演じるにあたり、睡眠時間を削って自らを追い込んだ。「完璧に役を作りこむよりも、自分でもコントロールできない部分が出てくればいいと思った。睡眠をとらないために本当に精神的に疲れた状態になり、不安定なガブリエルの状態を表現できたと思う」

焼け石に水」「8人の女たち」「スイミング・プール」とコラボレーションが続くフランソワ・オゾンしかり、本作のグザビエ・ジャノリ監督しかり。フランス映画界でも作家性の強い監督の作品が目立つ彼女。「意識して選んでいるわけではないけど」と前置きしつつ、作品選びは「どちらかというと、やはり監督ありきかも。その次にストーリーや、演じるキャラクターに興味がもてるかということね」と語る。仕事がしたい監督は「オゾン、ヒッチコック、キューブリック。オゾン以外は残念がら亡くなってしまっているけど」とのことで、今後もフランソワ・オゾンとの関係は続きそう。その前に「情痴アヴァンチュール」で彼女の新しい一面をご覧あれ。3月31日よりロードショー。

(映画.com速報)

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