あの“二本足”も登場!「犬神家の一族」初日舞台挨拶
2006年12月19日 12:00
名匠市川崑監督と主演石坂浩二のゴールデンコンビが、自らの代表作の30年ぶりのリメイクに挑んだ「犬神家の一族」が、12月16日、公開初日を迎えた。東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでは初日舞台挨拶が行われ、市川監督、石坂、ヒロイン(珠世)役の松嶋菜々子ら総勢8名が初日を迎えた喜びを語った。
主演の石坂は「すでに150回ぐらいインタビューを受けたのでもう飽きました(笑)」と、おどけつつも「本当に映画を愛する人たちに囲まれて撮影でき幸せでした。素晴らしい映画ができて嬉しいです」と感慨深げに語った。一方、松嶋も「崑監督のおかげで、30年前の作品に劣らない珠世になったのではないかと少し自負しております」と、作品に対する手応えを語った。
また、市川監督には、「花とアリス」の岩井俊二監督が市川監督の映画人生を描き、「犬神家~」よりも1週先行して公開された「市川崑物語」に関する質問も飛んだが、「出ている人物(市川監督)は大したことないけれど、岩井さんのことだから素晴らしい映像になっていると思います」と、少し照れつつコメントした。なお、舞台挨拶終盤には、撮影で実際に使用された殺人被害者の“二本足”も駆けつけ、会場を大いに沸かせていた。「犬神家の一族」は全国ロードショー中。