タランティーノ、悪役カート・ラッセルに大満足

2006年7月25日 12:00

※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました

タランティーノ、悪役カート・ラッセルに大満足

短いのは苦手
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クエンティン・タランティーノ監督が、ロバート・ロドリゲス監督との共同企画「グラインド・ハウス」で、自らが監督するスラッシャー映画「デス・プルーフ」のキャストを発表した。7月20日~23日、米サンディエゴで行われた、アメコミの祭典Comic-Con(コミコン)で明らかになったもの。

スポーツカーに乗って殺戮を繰り広げる悪役をカート・ラッセル、彼のターゲットとなる女性に、マーリー・シェルトンロザリオ・ドーソン、シドニー・ターミア・ポワチエ、メアリー・エリザベス・ウィンステッドらが決定しているとのこと。特に、カート・ラッセルのキャスティングには大満足の様子で、「今まで誰も見たことのない彼を、見せてやるよ」と得意気だ。

「グラインド・ハウス」は当初、親交のあるタランティーノとロドリゲスが、70年代のエクスプロイテーション映画へのオマージュとして、それぞれ60分の映画を作るというお遊び企画だった。しかし、準備を進めているうちに本気になったとタランティーノは告白。「これは俺にとっても、ロバートにとってもれっきとした新作映画だ」とコメント。また、「キル・ビル」を2本立てにするほどの大長編にしたタランティーノらしく、「デス・プルーフ」も60分の中編映画ではなく、一般映画と変わらない上映時間になると発表。「だいたい俺が1時間の映画なんて作れるわけないじゃないか」と開き直っている。

「デス・プルーフ」は8月下旬に撮影開始、07年4月6日に全米公開の予定だ。

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