マンゴールド監督、再度の苦難に「まるでデジャブ」
2006年6月27日 12:00
カントリー歌手ジョニー・キャッシュの伝記映画「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」が好評を博したジェームズ・マンゴールド監督が、新作映画で苦労している。
マンゴールド監督は、グレン・フォード主演の西部劇「決断の3時10分」(57)のリメイクを企画し、その権利を保有するソニーと映画化の準備を進めてきた。しかし、主演にラッセル・クロウが決まり、クランクイン直前になったとき、突然、ソニーが撤退を表明した。ソニーに近い関係者の話によると、西部劇という海外マーケットに弱いジャンルに加えて、ラッセル・クロウが高額の出演料を要求したことが理由だとか。マンゴールド監督は「ウォーク・ザ・ライン~」のときもソニーと準備を進めながら、クランクイン直前になって撤退された経験があり、「まるでデジャブだよ……」と落胆を隠せない様子だ。