イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」は渡辺謙主演に
2006年3月14日 12:00
クリント・イーストウッド監督による“硫黄島プロジェクト”の第2弾として、日本側から第2次大戦の硫黄島決戦を描く「硫黄島からの手紙」のキャストが、配給のワーナー・ブラザースより発表され、渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童の5名がメインキャストとして出演することが明らかになった。
この“硫黄島プロジェクト”は、歴史に残る硫黄島の戦いを日米双方の視点から1本ずつ製作する、前例のない2部作。昨秋すでに撮影が終了しているアメリカ版「父親たちの星条旗」に続く日本版は、敗戦必至の硫黄島での戦いを、意外な機略をもって歴史的な死闘に変えたという日本軍屈指の名将、栗林忠道中将の戦いを中心に描いたストーリー。栗林中将には、イーストウッド監督が直々に指名した渡辺謙が配された他、伊原剛志が戦前のロサンゼルス五輪の金メダリスト、バロン西こと西竹一に、そして二宮和也、加瀬亮、中村獅童がそれぞれ日本軍兵士にキャスティングされた。
現在、ロサンゼルスにて撮影中で、4月下旬のクランクアップを予定しているという。「父親たちの星条旗」は今年秋、「硫黄島からの手紙」は12月に公開予定。